無料で若者に贈ります。
選挙権をもった若者たちへ贈ることば。
若者たちへ。わたしも君たちの年齢から正義と道理、人道主義を確信して、現在60代後半までその意思を貫いてきました。
ぜひあなたたちも社会科学(正しい哲学・経済・歴史の基礎学力で可)を学び、正しい社会像を見られるようにしてほしいと思います。
以下は、私から若者たちに贈る財産です。
この世の中で「社会」と呼ぶ物には3つの種類があります。
1つは、自分が一日で見たり経験する分の、身近な空間と時間の社会。
2つめは、TVや新聞などが報道し示す社会。
3つめは、学問が示す経済学とか法学、政治学や教育学とかの社会科学が示す社会。
ですから本当の社会は、これらを全部合わせると、比較的に歪みが少ない社会像が理解できることになります。
いうまでもないかも知れませんが、その3つの社会のうち中心になるもっとも大切な社会は、学問が示す社会科学です。
なので社会学を知らない人(大人たちの大半でしょう)のシャカイは社会ではないし、マスコミが示す社会も社会そのものではありません。
各自が分かったつもりで「シャカイ」と呼んでいるものは、虚像(まぼろし)の社会で、本当はその社会はどこにもありません。
ただ各自が勝手に思い込んでいて、さらに各自が頭の中で理解している、そうして互いに同じものを理解していると考え違いしているシャカイなのです。
まして私たち個人生活で体験する僅かな時空は社会そのものではありません。
自分が思い自分が言う社会とは何か、どんなものか、見直してみましょう。
このことを知らないか知っているのかの違いは、あなたちの人生を豊かにすることでしょう。
その価値がどれほど豊かなものかは、あなたたちがこの知識を育てていって、30代ごろになれば理解できることでしょう。
財産を増やすために特に女性に注意してほしいいのは、女性は生活習慣として家庭の中で家事や育児に関わったり、お化粧や衣服など自分のことや、生活の細々したことに興味が限定されたり身の回りの用事に追われぎみになります。
また時間に余裕がなく、新聞をよんだり社会科学を勉強したりするすることができづらくなります。
さらにこうして社会科学を勉強するのが苦手な人が多くなってしまいます。
ですから女性は、1、で示した「自分が一日で見たり経験する分の、身近な空間と時間の社会」をシャカイだと勘違いしやすくなります。
これが世の中で言う「女性の偏狭性」という特徴になってしまいがちになるのです。
なので、若い女性の皆さんには特に意識的に注意してもらいたいと思います。
さて、若い皆さんはどのような社会に向かって生きてゆくのでしょう。