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トランプ大統領、「軍拡競争」をともに論議するよう露中に呼びかけ
私のコメント
トランプ大統領がとうとう平和路線へ転換をはじめたようだ。
この転換はアメリカ政治の裏で進んでいるトランプ派とネオコンとシオニスト(イスラエル金融の主要な駒)好戦勢力との政治権力闘争で、トランプ派が優勢になってきたことの表れだろう。
それについては、まだ確たることと決められないとしても、好戦派の政治力を弱小化させなければ、このような大国同士の「軍拡競争について呼びかけ」(必然的に縮小化へ進ませる)ることは不可能うだろう。
現在でさえトランプの命が奪われる危険性があるとされ、国家正規のSPに信頼がおけずに、トランプが自費でSPを雇っているといわれているぐらい、アメリカ政治の裏舞台では緊張状態がある。
度々書いていることだが、トランプが所属するアメリカ共和党の中では、好戦勢力とアメリカの農業や工業を守り発展させよとする「アメリカ第一主義」の2派が大別されている。民主党の中では、クリントン~オバマまで続いた世界で戦争を引き起こそうとしている好戦勢力が主流をなしている。
から好戦勢力はイスラエル、サウジアラビア、NATO主力の有志連合と連携で、中東・アジアではアフガニスタン、シリア、イラン、イエメン、ウクライナなどで戦争を継続させている。
このことについてはその検証として下にニュース記事とURLを記しておく。
日本と安倍首相内閣にとっても、この二派勢力の戦いが反映されている。
多くを語れないが、安倍内閣は好戦派の意向(指令)に従って憲法を無視して戦争遂行体制を作っている。
経済面では選挙中は「TPPは反対します」と公約していたのを破り安倍自民党がその推進役となり、また日本水道システムを売り渡し(譲渡)たりしている。
さらにトランプは妥協的にアメリカ好戦派に向けて日本にイージスショア、ミサイル、戦闘機などを売りつけ、軍産複合体の経済的利益に手を貸している。
NATO体制とEU経済にとっても、アメリカの2派の攻めぎ合いに振り回されている。
フランス大統領のマクロンが関税関係でアメリカ第一主義の弊害から離れる可能性を発言したことに対して、NATOを牛耳るアメリカ好戦派は脅迫的仕返し策として、日本安倍内閣と検察庁へ指令を出し、カルロスゴーンを逮捕させたといわれている。
さらにドイツメルケル首相がアルゼンチンで開催のG20首脳会議に向かう航空機に、技術的不具合が発生した。ドイツ政府は「犯罪の痕跡」の可能性があるとしている。
加えてロシアからドイツへ送られている液化天然ガスは現在は『ノルド・ストリーム1』があるが、ドイツ経済発展を見越して今増設されつつある『ノルド・ストリーム2』の妨害も行われている。
ロシア、イラク、トルコ、ギリシャ、イタリア、へと送られる計画の、天然ガスパイプラインの施設工事をウクライナなどを使って妨害させようと働きかけたりしている。
ロシア中央アジア諸国産ガスをやめて、アメリカからタンカーで運ぶガスに切り替えろなどとしたり、イタリア、フランスドイツに大型タンカーが停泊でき、ガスを送出できるような港や設備を作れだとか、アメリカの好戦勢力が中心になって建設妨害し、また自らの利益のために建設しろと指令している。
アゾフ海のケルチ海峡でウクライナ艦船がロシア領海を侵犯して拿捕された事件が起きた。
これもアメリカの好戦勢力の指令があり、侵犯事件となった。なぜならロシア側の沿岸警備隊と黒海艦隊の艦船がウクライナ艦船対し合法的な停止要求を行ったが、それに反応せずに航行を続けたために、ウクライナ艦船を強制停止する目的で武器が用いられた。彼らに領海侵犯をする意図がなければ、ロシア側の停止要求があった時点で停船させて領海から出ればいいだけのことだからだ。
また証拠としては、拿捕された艦船の中から侵犯行為を意図的に行わせた書類が発見されている。
アメリカ好戦派が続けている戦争。
アメリカ国務長官、「イエメン戦争での対サウジ支援を継続」
2018年12月03日 ARS TODAY.
http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i50023
イスラエルが、サウジ人記者殺害に関してサウジと協力
2018年12月04日 ARS TODAY.
http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i50063
国連が、アラブ連合にイエメン攻撃の停止を要請
2018年12月03日 ARS TODAY.
http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i50090
アメリカ主導有志連合軍が、シリアをミサイル攻撃
2018年12月02日 ARS TODAY.
http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i50043
アフガニスタン南東部で、アメリカとNATO軍の作戦により民間人11人が死亡
018年12月02日 ARS TODAY.
http://parstoday.com/ja/news/world-i50051
トランプ大統領、「軍拡競争」をともに論議するよう露中に呼びかけ
© Sputnik/ Katelyn Oaks スプートニク日本 2018年12月04日 政治
トランプ米大統領がツイッターで、間もなくロシアのプーチン大統領や中国の習近平・国家主席とともに、軍拡競争の終結に関する問題を自らが解決していくと述べた。
トランプ大統領は、「将来の何らかの時点で、(中国の)習国家主席と私は、ロシアのプーチン大統領とともに、大規模で統制されていない軍拡競争と化したものに対する、意味のある停止について話し合いを始める。米国は今年、7160億ドルを割り当てた。狂っている!」と書き込んでいる。
I am certain that, at some time in the future, President Xi and I, together with President Putin of Russia, will start talking about a meaningful halt to what has become a major and uncontrollable Arms Race. The U.S. spent 716 Billion Dollars this year. Crazy!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 3 декабря 2018 г.
先にトランプ大統領は、中距離核戦力(INF)全廃条約からの脱退を表明。このことは、核ミサイル弾頭の生産拡大を意味している。